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地球温暖化対策>利便性という選択 [環境]

今朝の日経に『パリ近郊高速道路照明ゼロ~温暖化対策で夏までに~』という囲み記事があり、どうしてもコメントしたくて書き込んでしまいました。
太陽光発電のことを多く書かなければと思いつつ、フランスでの政策に「あっぱれ!」と喜ばずにはいられませんでした。

職業柄か「てんつくマン」と付き合い始めてからなのか、夜の街を見ていて「なんでこんなに電気のムダ遣いばかりするんだろう・・・」と思っていた矢先に、「地球温暖化対策を目的に高速道路の照明を消す!」と宣言し「だってその方が事故だって減って安全な社会になるんだからいいじゃないか。ただし、治安の悪いところは今まで通り照明を残すからね!」と道路局が決めたということを知り、お国柄を羨ましく思いました。

これがニッポンの社会だったらどういうことになるのだろうか・・・
暗くなり危なくなることをマスコミが大合唱し、そのマスコミ報道に国民の意見も流され何となくそう思い始め、結局温暖化対策よりも利便性が重視され、志ある声が潰されていく・・・
そんな構図が脳裏をよぎってしまいました。

「やらなければならないこと」はリーダーが責任を持ってキチンとステークホルダーに伝えてゆく。
社会にとって本当に必要なことは、自己の利害に関係なく社会に広く伝えてゆく。
リーダーが決めたことで、本当に社会にとっていいことは支持してゆく。
こんなふうに、「国」 「マスコミ」 「国民」 がそれぞれの立場の天分を果たし良い社会をつくってゆくという国へと日本も成長していかなければならない時期に来ているのではと思います。

経済至上主義ですべてのものの利便性を追求するばかりに一番大切なものを失っていく、ということを気付かずに今まで過ごしてきているということを、今この時期に再認識することが、この先数十年後に起こるであろう人類にとっての大惨事を未然に防ぐことにつながるのだと確信しています。

タイタニックを「あれは映画の中のことだから」と他人事として捉えるのか、間近に迫っている氷山に気付き舵を切り危険回避に向けて動き出すのか、国・マスコミ・国民が自身の損得勘定を捨て、地球の未来に対する責任を果たしていかなければならないということを、誰がどのように訴え社会を良い方向へ導いていくのか、固唾をのんで見守りながら「ハチドリのひとしずく」を実践することしかできない自分自身に苛立ちも感じてしまいました。

フランスの善政が日本にも波及してくることを祈りつつ・・・
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